一般社団法人 海と日本PROJECTin沖縄県は、2024年8月に実施した沖縄県那覇市とその周辺市町を流れる国場川流域にてごみの種類や量を調査する事業を受け、河口域に「いつでもごみ拾いができる“拾い箱”」を設置しました。また、この拾い箱の周知やごみ問題の啓発活動を図るため、近隣の中学校・高校に参加を呼びかける形で、1月30日(木)と2月6日(木)の両日、ごみ拾いイベントを実施しました。
この事業は、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で実施するものです。
調査に関するリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003196.000077920.html
◇イベント概要
・概要:”拾い箱”の周知と地域のごみ問題の啓蒙を兼ねて中高生に”拾い箱”を体験してもらう
・日程 :2025年1月30日(木)・2月6日(木) 午後4時~6時
・エリア:国場川流域、河口に近い部分をメインにごみ拾いを実施
・参加1月30日(木)約80人、2月6日(木)約70人 計150人が参加・体験
◇次世代を担う中高生が「地域のごみ問題と海洋ごみ問題を考える」
今回のごみ拾いには、那覇市の学校に通う中高生約150人が参加。友人グループでの参加や、クラス単位での参加もあり、寒空の平日夕方という条件が悪い中でしたが、多くの人に参加・体験いただきました。参加者は、公園内にとどまらず、河川が流れる国道沿いや川岸の遊歩道などへも足を伸ばし、清掃活動を行いながら、地域のごみ問題の実情を感じ取るとともに、海洋ごみ問題について考えている様子でした。
◇参加者の声
・参加した中学生
「学校のアナウンス放送でこのイベントを知って参加した。クリーン活動はやってみたら楽しい」
・参加した高校生
「自分たちが日頃見えていないごみがたくさんあった。これが現状だと感じた」
・参加した高校生
「いつもは何も考えずに公園を歩いているが、こんなにごみが集まっているとは思わなかったこれからはごみを拾いたいし、通行人も分別して捨ててほしいと思った」
・概要:“生活ごみ”の海への流入ゼロを目指して、「いつでもごみ拾いができる“拾い箱”」を設置
・設置場所:奥武山総合運動公園内
・設置台数:1台(燃えるごみ、燃えないごみ、ペットボトル、缶・ビン)
・設置期間:2025年1月21日(火)~3月19日(水)
<団体概要>
団体名称 :(一社)海と日本PROJECTin沖縄県
URL :https://okinawa.uminohi.jp/
活動内容:近年、深刻化している海洋ごみ問題に対して、ビーチクリーン(清掃)活動だけでなくメディア・イベントを通して多くの県民に海洋ごみ問題についての“自分ごと化”を促進し、一人一人のアクションへと繋げていくことを目指していく。増え続ける海洋ごみに対応するために、様々な企業・団体、行政と連携した啓発やアクションに加えて、県民の行動変容を促す企画を実施するプロジェクト。
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
https://uminohi.jp/umigomi/
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/