暮らす・働く

石垣で在住外国人と地元児童らが国際交流-泊まりがけで親好深める

輪になってマイムマイムを踊る参加者

輪になってマイムマイムを踊る参加者

  • 0

  •  

 沖縄県立石垣青少年の家で8月18日~19日、「国際交流の集い~ともだちになろう、英語で遊ぼう~」が開かれ、2日間にわたり在住外国人と市内の子どもたちがさまざまな活動を通して交流を図った。

交流を楽しむ参加者

[広告]

 主催は同青少年の家。外国人と外国語を使って寝食を共にする異文化交流を行うことで、子どもたちに多文化理解や自国文化への関心を持つ機会を持ってもらうことや、表現の幅や友情の絆を広げてもらうことが狙い。

 交流会には市内の幼稚園から中学生までの児童約15人と、アメリカや中国本土、香港出身の在住外国人8人が参加。宮良川を下るカヌーやグラウンドゴルフ、前勢岳登山などのアクティビティー、ギョーザやソーメンチャンプルー、カレーなどの野外炊飯、星空観察や工作活動などを通して、国や地域の違いを越えて交流を深めた。

 初日の夜に行われた交流会ではキャンドルサービスの後、全員で輪になってマイムマイムや炭坑節を踊り、フラメンコや三味線などの余興やゲームで盛り上がった。外国人への質問コーナーでは「桃はそれぞれの国で何という」などの問い掛けに対し、英語や北京語・広東語に加え、離島地域の方言まで発表され、それぞれ地域の言語の違いを学んでいた。

 「英語で話すのは緊張する」という児童もいたが、「私も日本語で話すとき緊張するのでよく分かる。私の日本語と皆さんの英語は同じレベルなので、どんどん英語で話し掛けて」と児童らを勇気づける外国人の姿なども見られた。

 交流会に協力した外国人らも「火をおこして料理をしたのは初めて。アメリカではあまり作らない料理を作れて、とてもいい経験になった」「カヌーではアクシデントもあったが、いい思い出になった」「余興が面白かった。隠していたかもしれないが、皆さん才能がある」など、それぞれ交流を楽しんでいる様子だった。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース