石垣ケーブルテレビ(石垣市登野城、TEL 0980-88-6000)が登野城に「ICT文化ホール」を開館し、5月23日にオープニング式典を行った。
「市民同士の交流拠点となり、八重山の文化発展に寄与できれば」と保田伸幸社長
1977(昭和52)年創業の同社は35年の節目を迎え、5階建てビルを貸しホール、貸しスタジオなどで使用する。場所は旧NOSAIビルで石垣税務署北側。
式典で保田伸幸社長は「地域の皆さまに支えられて35年間営業を続けられた。日頃のご愛顧に感謝したい。新設した貸しホールは当社番組と連動したコンテンツにしたい。市民同士の交流拠点となり、八重山の文化発展に寄与できれば」とあいさつ。
小山田博美館長は「最新のインフラを整備した。新しい形でコミュニケーションをとれる場とし、コンテンツ制作に取り組みたい」と述べた。
来賓の石垣市漢那政弘副市長は「石垣市の情報をニュース番組を通して広く市民に伝えている通り、同社の果たす役割は大きい。新空港開港の発展の年に情報交流の拠点ができてうれしい。市民に限らず多くの人が利用する場になれば」と歓迎した。
1フロアの面積は54坪。1階が駐車場、2階は事務所、3階は多目的スタジオホールで、番組放送、講演会、発表会、ダンスホールなどに利用できる。収容人数は100人以上。4階は、さまざまな世代に対応しジャンルが豊富な講座を開く総合カルチャーセンター、5階は、最新の音楽設備を導入し、インターネット中継、動画配信が可能なマルチメディアスタジオになるという。
本社機能の移転は行わず、視聴料金の収納などは行わない。