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石垣の老舗すし店「三寿司」がリニューアル-代替わり機に現代風に刷新

「若い世代にも気軽にすしのおいしさを知ってほしい」と大野等さん

「若い世代にも気軽にすしのおいしさを知ってほしい」と大野等さん

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 石垣の「三寿司」(石垣市新栄町、TEL 0980-82-3708)が5月17日、リニューアルした。

場所はゆらてぃく市場沿い、新栄公園となり

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 同店は1968(昭和43)年創業の老舗店。今年10月に45周年の節目を迎えるにあたり、大将を大野政成さんから長男・等さんが継いだ。政成さんの幼名「三郎」と「3人」の子どもがいたことから「三寿司」と名付けたという。

 等さんは地元高校を卒業後、大阪の料亭、東京のすし店で8年修業。その後、石垣に戻り、政成さんを手伝い23年がたつ。政成さんは引退ではなく「店には今後も関わっていく」という。

 リニューアルのきっかけは、「今まで座敷形式の高級感を打ち出した店として営業してきたが、『若い世代にも気軽にすしのおいしさを知ってほしい』と、プランナーの手を借りて現代風にした。昔ながらの赤瓦はそのままに、白を基調とした内外装、高い天井、厨房(ちゅうぼう)とカウンターを近くに、座敷をテーブル席にと親近感を持たせた」と等さん。「工期が予定の倍かかってしまい、お客さまに迷惑を掛けてしまった」とも。

 店舗面積は12坪。カウンター、テーブル、個室で18席を用意。以前は36坪、36席だったが、アットホーム感を前面に押し出した。建物内を3分割し、6月には次男の勝利さんがステーキ店を、7月にはスパイス&デリ店を開く。

 新たに始めたランチタイムは、にぎり8貫、天ぷら、小鉢、茶わん蒸し、赤だしで成る「にぎりセット」や「ちらしセット」(以上1,000円)、「助六セット」(980円)を用意っする。

 ディナータイムは従来の「にぎり」がメーン。地元の食材を生かしながら、旬の魚介類を築地から仕入れる。「マグロ」「ミーバイ」「シャコ貝」(以上250円)、「石垣牛」(350円)などが人気。等さんの「おすすめ」は、毎日書き換える「本日のおすすめ品」。「入荷したばかりの新鮮な素材をさまざまな形で提供する」と話す。「今は地元の本マグロの最盛期。マグロや地元ウニのにぎり、マカレイの煮付け、つぼダイの塩焼き」などを提供している。

 「『おすしを食べたい』と思った時に、どなたでも気軽に気楽にお越しいただける店にしていきたい」と等さん。

 営業時間は11時30分~14時、17時30分~21時30分(以上ラストオーダー)。水曜定休。

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