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石垣で早くも稲刈り-本土から「まだかまだか」と問い合わせ

大事そうに稲を手にする仲新城さん

大事そうに稲を手にする仲新城さん

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 石垣の平田原(ひらたばる)で5月22日、早くも稲刈りが始まった。コメの収穫を行うのは仲新城淳さんで水、田は黄金色に色付いている。

こうべを深く垂らした稲。あとは刈られるのを待つばかり

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 仲新城さんは島内の稲作農家の中でも1、2位を争う超早場米の生産者。1月15日に植えたコシヒカリの収穫を開始、今後はもち米、黄金もち、ひとめぼれ、赤米、黒米と収穫していく。

 「今年のコメの出来栄えは良好。天気の悪い日が多かったが、ゆっくりゆっくりと育ち、稲はこうべを深く垂れている。コメのおいしさの基準である食味も良いのでは」と仲新城さん。

 仲新城さんは毎年3期に分けてコメを生産。今後は6月初旬から8月下旬、8月下旬から11月下旬にかけて行う。「夏場の台風で被害が出ても、ほかの期の収穫で補えるリスク分散の役割もある」という。

 新米はさっそく23日から市内スーパーで流通し始めた。「当初は5月11日の稲刈りを予定していたので、本土から『まだかまだか』と問い合わせが多い。26日までには本土に向けた出荷を終わらせたい」と話す。

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