石垣に9月1日、レンタカー、給油、コンビニエンスストア、観光案内の複合施設「石垣島レンタカーステーション」がオープンした。空港に隣接するレンタカー複合施設は全国でも珍しい。SOUKEN(TEL 0980-87-5070)が管理する。
今年3月7日に開港した南(ぱい)ぬ島石垣空港は、市街地から20キロほど離れ、市街地周辺にあったレンタカー会社の多くは空港から2~3キロ離れた国道沿いなどに移転し営業している。
同ステーションに入居が決まったのは、オリックスレンタカー新石垣空港ハイビスカス店、オリックスレンタカー新石垣空港ゆうな店、OTSレンタカー新石垣空港前店、日産レンタカー(10月1日より)の4社。残り2スペースを2社が調整中。
空港までの送迎は、シャトルバスを共同運行、15分おきに行き来し、利用客の利便性を高める。
岡山県から親子3人で訪れた観光客は「空港にシャトルバスが迎えに来ており、すぐに同ステーションに到着した。施設内はきれいて設備が整っていて、便利。滞在中は沖縄料理やショッピング、マリンスポーツを楽しみたい」とレンタカーに乗り込んだ。
レンタカーを満タンにして返却する際に便利なガソリンスタンド、エネオスを隣接、今月11日に営業開始する。ドリンク、弁当、日用品などを扱うコンビニエンスストア「IRSコンビニ」、八重山諸島オプショナルツアー専門店「八重山旅行」も今月10日に営業開始予定。
駐車場「iRsパーキング」は9月15日より利用開始、空港進入道路右手に300台のスペースを確保した。1日800円で駐車可能で石垣空港駐車場の1,000円より安く提供、月決め契約(契約台数により5,000円~8,000円)も受け付けている。空港までの輸送も予定する。
同社代表の石垣宗憲さんは「石垣の経済を大きく支えている観光客、島外からのビジネスマンの移動手段としてレンタカー需要は高まっている。同ステーションはその需要に応え、観光業発展の担い手として寄与していきたい」と話す。