暮らす・働く

石垣で動物愛護キャンペーン、ドッグトレーナーの話や犬・猫の譲渡会

犬・猫の譲渡会には、開始とともに多くの人が訪れた

犬・猫の譲渡会には、開始とともに多くの人が訪れた

  • 0

  •  

 石垣で11月10日、動物愛護キャンペーンがメイクマン石垣店(石垣市真栄里)で行われた。キャッチフレーズは「人と動物が共生できるよりよい社会を目指して」。主催は八重山福祉保健所。

[広告]

 同店敷地内には3つの特設会場が設けられ、八重山獣医師会による「ドッグトレーナー先生の話」「動物クイズ大会」「第8回動物ふれあいフォトコンテスト作品展示・表彰式」、個別の「犬のしつけ相談」、石垣島しっぽの会による犬・猫の譲渡会などが行われた。

 ドッグトレーナーの平安山良孝さんは犬を初めて飼う人のためにアドバイスを行い「最初のあいさつは無視するくらいがいい。犬が落ち着いてきたら犬から匂いを嗅ぎに来る。それまで人間からアプローチしない。トイレは場所をまず決める。おやつの褒美は、しつけのスピードを早めることができる。無駄ぼえは無視する。1週間は余計うるさくなるかもしれないが、3週間すると諦め、無駄ぼえをしなくなる。犬は反省をしないので、怒ってしつけるのではなく、褒めてしつける」と話し、話を聞きに来た人たちは盛んにうなずき、メモを取るなどした。

 第8回動物ふれあいフォトコンテストには46点の応募があり、最優秀賞として、仲田正美さんの「カメさんがいっぱい」が八重山獣医師会長賞。原田佐智子さんの「いっぱい泳いで涼しくなったね」が八重山保健所長賞、杉本和彦さんの「あくび」がメイクマン賞だった。審査をした平田勝男さんは「回を重ねるにつれ、人間と動物との触れ合いを感じるいい写真が増えてきた」とコメントした。

 犬・猫の譲渡会では、開始とともに多くの人が訪れ、2組が保護者候補になった。同時に「八重山地域におけるペットの火葬施設設置を要望する署名」も行われ、多くの人が協力、総計880人の署名が集まった。早川始代表は「現在市内では、死んだペットを火葬し、遺骨を手元の残すことができず、一般のごみとして焼却するしか方法がない。沖縄本島にペットの火葬施設があるが、ドライアイスを入れて航空便で発送、猫は3万円以上、大型犬は5万円以上の費用がかかる」と訴えた。今後も継続して署名を集める。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース