石垣でキャンプ中の千葉ロッテマリーンズが、2日間に渡り紅白戦を行った。初日は雨に見舞われたが、2日目は太陽が顔を見せ、気温が22度まで上がる中での対戦となり、1600人が球場に足を運んだ。

2試合で7打数5安打4打点と大活躍したルーキーの井上選手

　試合は1・2軍混合で実施。投手は2回程度で次々とマウンドに上がり、ファンを楽しませた。地元出身の大嶺祐太投手は初日に1回投げたが、ルーキー井上に打たれ1点を失った。

　弟の大嶺翔太は初の1軍でキャンプ入り。2日間サードでフル出場し、打席に立つ時にはひときわ大きな拍手で迎えられた。初日にレフト前、2日目にはライト前にヒットを放ち、応援に応えた。守備では入江選手と同様に投手が投げるタイミングで腰を落としてから構え、手際よくゴロをさばく姿を見せた。

　「アジャ」の愛称で親しまれる井上選手は初日にランニングホームラン、2日目にソロホームランを放つなど7打数5安打4打点と大活躍が印象的な紅白戦となった。

　2日目の試合後、石垣市民は「最高の試合だった。宮古島出身の伊志嶺選手もよく頑張った。大嶺祐太投手が投げる姿を見たかった」「いい天気に恵まれて良かった。各選手とも打撃が仕上がっているようで、ヒットが連発し、見ていて楽しかった。大嶺翔太選手には何が何でも1軍に上がってほしい」「1イニングで8点を奪われた。守備に課題がある。大嶺翔太選手がヒットを打ち、ホッとした。兄弟対決が見られれば良かった」「2日続けて応援に来て楽しんだ。オリックスとのオープン戦では大嶺兄弟の活躍が見たい」などと話していた。

　オリックスとのオープン戦は、16日13時試合開始。客席は当日分まで全て売り切れており、2011年に新球場が完成してから最もにぎわう日となりそうだ。