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西表島で子ども演劇-現代版組踊「オヤケアカハチ」公演

オヤケアカハチとクイツ姫の結婚式のシーン。

オヤケアカハチとクイツ姫の結婚式のシーン。

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ウイングキッズリーダーズの現代版組踊「オヤケアカハチ~太陽の乱~」が3月7日西表島の大原中学校体育館で行われた。

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オヤケアカハチの公演は毎年12月石垣市民会館で「子ども演劇ワークショップふるさとづくりリーダー養成講座」の受講生(ウイングキッズリーダーズ)の成果発表として行われている。

本年度は、八重山地区在住の小学4年生から高校3年生までの約70人で活動していたものの、受験や進学などで西表公演は40人で臨むこととなった。

今回の西表公演は、年度末で子どもたちも忙しい中、2カ月ほどの準備期間しかなく大変厳しい状況だったうえに、1週間前に急きょ主役の「オヤケアカハチ」を演じる役者が変更になった。

オヤケアカハチを演じた豊島純斗さん(八重山高校1年)は、「アカハチ役をすることになった時には不安しかなかったが、周りの支えもありこの舞台への思い入れも強かったので、『全力で頑張れば伝わる』と信じて頑張った」と立派にアカハチを演じきった。

オヤケアカハチの敵役「長田大主」役を演じた米澤琉平さん(八重山高校2年)は、「これまでは演技指導される側だったが、後輩たちへ指導する側になり、考え方も変わり成長できた。公演直前にいろいろと変更があったが、ピンチをチャンスに変える絶好の機会だと思い、周りを鼓舞して公演に臨んだ」と、12月の本公演よりも成長した長田大主の姿を見せた。

今回の公演では客席の間に通路を設け、中央にはアクティブスペースを作り、そこで役者が役を演じたり、ダンサーが踊ったりする演出も取り入れ、客席と舞台との距離も近かった。八重山の未来を担う子どもたちも多く訪れ、迫真の演技に見入っていた。

西表島で「オヤケアカハチ~太陽の乱~」が公演されたのは2007年以来

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