島プラス（石垣市美崎町、TEL 070-5699-7792）が4月4日、ソフトクリームメーカーの「日世」が開発した商品「CREMIA（クレミア）」を発売し、人気を呼んでいる。

専用のサーバーで縦に波線が入るように盛りつける

　販売と同時にSNSなどで話題が広がり、初日は行列ができた。2日目にはコーン部分の在庫がなくなり、クリームのみでの販売に切り替えるほど。3日で500本以上を売り上げ、連日リピーター客が訪れている。

　40代女性は「クリームがきめ細かく濃厚。コーン部分のラング・ド・シャもおいしくて満足。また食べたい」と話す。

　石垣初の「日世」の業務提携となる同店。経営する石垣島トラベルセンター社長の瀬戸健也さんは「運よく素晴らしい商材に恵まれた。メーンターゲットは観光客だったが、多くの地元客が押し寄せた。石垣島のファストフードの新たな目玉になれば」と期待を寄せる。

　一般のソフトクリームは、コーンの上にらせん状にクリームを乗せるが、クレミアは専用のサーバーで縦に波線が入るように盛りつける。生地とコーン部分は大阪から取り寄せているという。

　日世によると「濃厚なのに後味すっきり」をコンセプトに、400回以上の試作を繰り返し、新製法を採用。「乳原料はすべて北海道産にこだわり、生クリームを25％含有する。当社の従来のソフトクリームと比較し、乳脂肪分を8％から12.5％に増やし、4種類の砂糖で切れのある甘さを追求した」という。

　コーン部分にはクッキー生地の「ラング・ド・シャ」を採用した。生地に含まれる気泡からサクサク感が生まれ、食感や風味がソフトクリームに合うという。「コーンとして採用するためには円すい形にしなければならず、割れやすく、輸送の問題を解決するのに多くの問題をクリアした」とも。

　営業時間は11時～20時。価格は1本500円。