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ウイングキッズリーダーズが開講式 子ども演劇「オヤケアカハチ」本年度開講

開講式終了後、アカハチ祭りに参加。オヤケアカハチの像の前で踊った

開講式終了後、アカハチ祭りに参加。オヤケアカハチの像の前で踊った

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現代版組踊「オヤケアカハチ~太陽の乱~」に取り組むウイングキッズリーダーズが4月18日、2015年度の開講式を沖縄県立石垣青少年の家(石垣市新川)で行った。

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「子ども演劇ワークショップふるさとつくりリーダー養成講座」の受講生(ウイングキッズリーダーズ)は、小学4年生から高校3年生までの八重山在住者に限られる。運営するのは受講生の保護者で構成する「やいま浪漫(ろまん)の会」。

本年度の会長になったワイコフ・ゲアリさんは「初めてアカハチの公演を見た時はレベルの高さに驚いた。とても貴重なグループだと思う。この活動に夢を持って取り組んでほしい」とあいさつ。本年度の受講生たちが一人一人自己紹介し、「ダンスを頑張りたい」「役者で頑張りたい」「部活と受験勉強と全部頑張りたい」など意気込みを話した。

受講生を代表して米澤琉平さん(八重山高校3年)は、「この活動は、ダンスや演劇の技術向上が目的ではなく、ダンス・演劇を通してコミュニケーション能力を育てるのが目的なので、私生活でも自分から積極的に周りを引っ張っていける人になってほしい。自分もこの活動を通して、こうやって人前で堂々と話せるようになった。自分の殻を破って、何事にも思いっきり取り組んで自分を高めてほしい。そして、きちんとあいさつ・返事ができるようになろう」と呼び掛けた。

演出家として指導する比屋根秀斗さんは、「みなさんの指導は基本的に高校生リーダーズが行う。活動している時、リーダーとはどんな人なのか自分の中で考えてほしい。自分は人と人をつなぐ人だと思う。稽古の時以外にもいつも考えて、人と関われる人になってほしい。家の手伝いや学校の勉強が優先順位は高い。自分で時間の使い方を調整して、きちんとやるべきことはやって稽古にきてほしい」と話した。

ウイングキッズリーダーズの活動は、今年で14年目。今年度は61名が参加する。開講式の後、大浜公民館の「アカハチ祭り」に出演した。本年度も成果発表として12月に本公演を行うほか、ホテル公演・離島公演・各種イベントへの出演などを予定している。

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