現代版組踊「オヤケアカハチ~太陽の乱~」に取り組むウイングキッズリーダーズが7月19日、石垣市民会館(石垣市浜崎町)大ホールで夏公演「結ぬ島風(ゆいぬしまかじ)~星々を紡ぐ結の詩~」を行う。
ウイングキッズリーダーズは八重山在住の小学4年生~高校3年生の60人余りが所属しており、今回は55人が参加して行う。指導するのは演出家の比屋根秀斗さん。主催はやいま浪漫(ろまん)の会。
同団が夏公演を行うのは今年で3回目、比屋根さん書き下ろしの新しい台本で上演する。ストーリーは、中学生の「ヒロキ」たちが学校でうわさになっているお化けの真相を探るため、とある浜辺に行き一人のキジムナーと出会う。キジムナーと出会うことで大切な約束を思い出す子どもたちと、子どもたちと出会うことでキジムナーの忘れてはいけない約束を思い出すというもの。
「天の川を流すシーンが見どころ」と比屋根さん。「天の川の下で、織り姫とひこ星のように一緒になれない二人の切ない恋の物語を見てほしい」と話す。
ダンスで参加する木田美羽さん(八重山農林高校3年)は、「役者をやってみたくて入ったが、2年目となり昨年踊れなかったダンスが踊れるようになったのがうれしくて、もっとダンスが上手になりたい。まだ教えられてばかりだが、下の子たちに自分が教えられるようになりたい」と話す。
中学生グループのリーダー的な存在の「ヒロキ」を演じる仲村吏生(りき)さん(登野城小6年)は「練習時間はとても短かったができることは全部やったので、公演本番にぶつけていきたい」と意気込みを話す。
昼の部は13時からで、石垣島の子どもたちが所属するダンスチームの「KURUMBA」と「尻跳」がゲスト出演する。夜の部は18時からで八重山商工ダンス部「Keep on dancing」と八重山高校ダンス同好会「BaBe’XX」が‘ゲスト出演する。
チケットは1席990円で、タウンパル山田、メイクマン石垣店、Booksきょうはん、まざーず倶楽部で取り扱う。