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標高0mからの野底マーペー登山 石垣島北部子どもパークレンジャー事業第6回

さとうきび畑を抜けて野底マーペーへ

さとうきび畑を抜けて野底マーペーへ

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 石垣島北部の野底岳(通称:野底マーペー)で11月29日、石垣島北部地域子どもパークレンジャー事業の第6回活動「標高0mからのマーペー登山」が行われた。環境省の子どもパークレンジャー事業で、事業実施者はエコツアーふくみみ(石垣市野底)。

頂上での集合写真

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 「石垣島北部JPR(子どもパークレンジャー)」は、伊原間中学校区(伊原間中学校・平久保小学校・明石小学校・野底小学校・伊野田小学校)の児童生徒を対象とした公募型の自然体験活動。石垣島北部地域は西表石垣国立公園として、海・山・マングローブ域が広く保全されており、貴重な自然が残されている。同活動はカヤック・スノーケリング・登山などの体験を通して、楽しみながら地域の自然の豊かさを学び、保全意識を育むことを目的として、6月から全6回開催され、標高0mからのマーペー登山が今年度最後の活動となった。

 標高0mの野底下地海岸で、参加者は海に手を付けて出発した。野底岳と下地海岸をつなぐ西浜川沿いを歩き、マングローブが発達していることを観察した。
 下地集落を歩き、大昔のサンゴ礁の上に家や畑があることを観察した。野底マーペーの裾にはサガリバナ湿地があり、標高があがるにつれ森の環境が変化していくことを観察した。
 参加者には、活動に関連するクイズが渡され、回答しながら山を登った。
 石垣島北部全体を見渡せる頂上で、クイズの解答を紹介し、活動全体を振り返った。

 瀬田福音さん(野底小4年)は「マーペーの頂上からの景色がとてもきれいだった」、砂川さくらさん(伊野田小4年)は「いつもは当たり前に登っていたマーペーだけど、今日はみんなでいろいろな体験をしながら登ってとても面白かった」と話した。
 柳沢一華さん(野底小5年)は、「とても疲れたので、頂上ではとてもうれしかった。帰りは滑って帰れたので楽しかった。最後に下地公民館でもらった温かいぜんざいがとても美味しくて一番良かった」と笑った。
 全6回の活動に参加した横田ゆららさん(同)は、「とても疲れすぎて山頂ではあまり意識がなかった。最後にもらったおにぎりがとても美味しかった。全部参加したから、賞状がもらえて良かった。凸凹道サイクリングと鍾乳洞たんけんが一番印象深かった」と話した。

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