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石垣にアクセサリーショップ「R's story」 八重山の海の材料で手作り

アクセサリーショップR's storyの店内

アクセサリーショップR's storyの店内

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 石垣に3月20日、八重山アクセサリーショップ「R's story」がオープンした(石垣市八島町、TEL 0980-87-6199)。場所はサザンゲートブリッジ近く、APAホテルの東南側にあるサザンワールドビル1階。

夜光貝のアクセサリー

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 オーナーの中村玄斗さん(40)は、小学校のころからの夢だったダイビングインストラクターになるため1994年に来島。ダイビングスクール卒業後にインストラクターを数年務めたが、事故によるけがで続けられなくなった。「若くして夢を失った失望感は大きかった」というが、長期にわたる治療期間の間にアクセサリーの世界に出合った。

 考古学者である父から日本最古の装飾品は琉球地域発祥であることを教わり、多くの資料を興味深く調べたという。すでに聖徳太子の時代には夜光貝などを使った装飾品が製造され、東南アジア諸国との交易に用いられていたことを知り、太古の琉球に思いを深くすることとなった。「こんな古くから琉球は世界との交易を行っていた。その手段の一つとして用いられていた琉球アクセサリーを復活させたいという思いを強くした」と中村さん。

 コンセプトは「石垣島の昔から語り継がれる真意を創造し、現代そして、未来へ」。店名には、Ryukyu(琉球)・Roots(起源)・Renaissance(復活)・Romance(伝奇)・Reality(真実)の「5つのSの意味」が込められている。

 店内で展示販売している商品は中村さんの製作。原料の貝類は八重山の海で取れたものを使う。お薦めは夜光貝を加工したブレスレット、ピアス(以上6,800円)、ネックレス(8,800円)。八重山の夜光貝はなかなか採れず数が少ないので、とても珍しいという。

 同じく石垣でアクセサリー店を営み、常連客でもある初本紀子さんは「八重山の海が与えてくれる材料を使って作る中村さんのアクセサリーはとても丁寧で品質が良く、同業の私から見てもほれぼれする出来栄え。ファンも多く、広まっていくことは間違いない」と話す。

 営業時間は10時~19時30分。

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