石垣島北部の平久保地区サガリバナ群落で7月15日、石垣島北部地域子どもパークレンジャー事業の第3回活動「平久保のサガリバナ群落 作業と夜のお花見」が行われた。環境省の子どもパークレンジャー事業で、事業実施者はエコツアーふくみみ(石垣市野底)。
「石垣島北部JPR(子どもパークレンジャー)」は、伊原間中学校区(伊原間中学校・平久保小学校・明石小学校・野底小学校・伊野田小学校)の児童生徒を対象とした公募型の自然体験活動。国内最大級とも言われているサガリバナ群落で、サガリバナの保全活動をしている「平久保サガリバナ保存会」の協力のもと、ボランティア作業と夜のお花見会を行った。
身近に特異な自然環境があることを知り、地域に自然保護活動を行う人たちと接する事、自然保護活動を体験する事を目的としている。まずは、徒歩でサガリバナ群落やマングローブ林を徒歩で観察した。その後、観察路周辺の雑草の除去作業などのボランティア作業を行った。
ススキの穂で箸づくりを体験し、芭蕉の葉をお皿に手作り箸でからそばを食べ、平久保サガリバナ保存会会長の米盛さんによるアコーディオンの調べにのせた民謡を、月光の下聴いた。
そして、サガリバナが開花を始めた様子を観察した。
砂川さくらさん(伊野田小5年)は、「これまではサガリバナに興味を持っていなかったけど、米盛さんの話を聞いて、サガリバナを実際に見てとても興味が湧いてきた」と話した。
根本環大(かんた)さん(野底小4年)は、「去年よりも今年は、サガリバナをきれいに見る事ができて良かった。月明かりで聞く音楽も良かった」と話した。砂川琴音(ことね)さん(野底小3年)も「サガリバナの事を教えてもらえて、音楽も聞かせてもらえてとても良かった」と話す。
石垣島北部地域子どもパークレンジャー事業の第4回は「平野のサンゴ礁でシュノーケリング」を行った。