ANAインターコンチネンタル石垣リゾート(石垣市真栄里)は4月4日、子どもたちを対象に欧米の伝統行事「イースター(復活祭)」を体験する「イースターまつり」を開催した。
イースターはもともとキリスト教でイエス・キリストの復活を祝う行事。毎年開催する日は変わり、今年は4月4日がその日に当たる。殻に色鮮やかな色彩を施した「イースターエッグ」や、ウサギをかたどった菓子の「イースターバニー」で知られ、欧米の子どもたちに人気のあるイベントの一つ。同ホテルでは国際的な伝統イベントを体験してもらおうと、リブランド1周年記念プロジェクトの一環として企画した。
当日は約100人の子どもたちと家族が参加。イースターエッグ作りでは、ゆで卵にクレヨンで絵を描いたり、食紅で色を付けたり、さまざまな形のシールを貼ったりして思い思いのカラフルな卵を作った。イースターエッグを運んでくるとされるウサギに変身するコーナーも設け、色画用紙で作ったウサギの耳を付け、顔にフフェースペイントを施してかわいらしいウサギに変身。卵を入れるウサギ型のバスケットも作った。子どもたちは何度も鏡をのぞき込んで自分の姿に喜び、両親も我が子の姿を何枚も写真に収めていた。
その後、中庭に隠された卵を探すチョコレートエッグハントが行われ、合図とともに親子が一斉に外に飛び出した。芝生の上をあちこち走り回り、植木やベンチの下にあるチョコレートエッグを見つけてはうれしそうにバスケットに入れていたウサギ姿の子どもたち。中には特大サイズのチョコエッグが2つだけあり、見つけた男の子は重そうに抱えていた。
このほか特別ランチビュッフェも提供。卵を使った代表的な料理であるオムレツを目の前で調理したり、ハンバーグやカレー、グラタン、デザートなどのメニューをそろえて子どもたちを喜ばせた。
東京から観光で来ていた家族は「ずっと天気が悪く海でも遊べなかったので、今日は晴れてイベントにも参加することができてよかった」と話し、5歳と2歳の子どもは「食事する時間がなくなる」と両親を心配させるほど夢中になって遊んでいた。