五輪金メダリスト・柴田亜衣さん、石垣の海で初泳ぎ-マエサトビーチ海開きで

マエサトビーチ海開きに柴田亜衣さんが参加

マエサトビーチ海開きに柴田亜衣さんが参加

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 ANAインターコンチネンタル石垣リゾート(石垣市真栄里)が3月21日、アテネ五輪金メダリストの柴田亜衣さんを招いて「2010マエサトビーチ海びらき」を開催した。

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 同イベントは開業1周年を記念したプロジェクト「I LOVE ISHIGAKI」の一環。午前中、神事を行って海の安全を祈願し、14時からホテル前にあるマエサトビーチで宿泊客や市民らを集めて海開きを開催。子どもエイサー隊がにぎやかに幕開けを飾り、金子宏之支配人が「待ちに待った海開きの日がやってきました」と2010年の海開きを宣言した。

 そして2004年アテネ五輪の競泳女子800メートル自由形で金メダルに輝いた柴田さんが登場。五輪女子自由形での金メダル獲得は日本初の快挙で、現役を引退した現在は、株式会社デサントで広報・IRチームの一員として勤務する傍ら、水泳教室などのイベントを通じてスポーツ振興にも努めている。

 柴田さんは金メダルを持参。集まった人たちに披露すると一斉に金メダルに群がり、触ったり写真を撮ったりと大人も子どもも興奮した様子だった。その後、(1)海やプールに入る前に必ず準備運動をする、(2)水の中では汗をかいている感覚がないが、実はたくさん汗をかいているので、休憩しながらしっかり水分を取る、(3)海では危険だと判断した日は絶対に泳がない――とアドバイス。柴田さんが安全祈願の模範遊泳を行い、合図とともに参加者も海に飛び込んだ。

 初泳ぎに続いてホテル内で交流会も開かれ、写真撮影やサインに気軽に応えた柴田さん。質問タイムでは「彼氏はいますか?」という問いに「いません、婚活中です」と笑顔で答えた。「レースの前にリラックスする方法は?」の質問には、「アテネ五輪の前、競泳チームキャプテンでバタフライ銀メダリストの山本貴司さんが『最高のパフォーマンスをするには、適度な緊張と適度なリラックスが必要。緊張してきたら、いいレースができる準備ができたと思うようにしろ。リラックスは試合の前にチームメートに向かってニコッと笑うだけで大丈夫』と言われ、それからわたしもレース前にチームメートに手を振るようにした」と秘話を話し、「誰でも必ず緊張するもの。緊張を悪いことではなく、良いことだと思うようにしてほしい」と選手ならではのアドバイスを行った。  

 東京から観光で来ていた斉藤由美子さん、満里奈さん親子は「とても背が高かくて、笑顔がすてきでした」と満面の笑み。水泳をしているという高校生の満里奈さんは、おこがれの選手と同じテーブルで話すことができ、「感動しました」と興奮気味に話していた。

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