石垣・岩手かけはし交流協会が、岩手県北上市で開催される北上マラソンに合わせた応援ツアーを企画し、市民の参加を呼び掛けている。
石垣市と岩手県は、東北地方が大冷害に襲われた1993年、デビュー直前の岩手県オリジナル品種「かけはし」の種もみを石垣で増殖したことがきっかけで交流が始まった。毎年1月の石垣島マラソン大会には岩手からチャーター便で多くのランナーが参加するなど交流が深まり、今年1月には受け入れ体制を強化するため同協会が発足した。
東日本大震災を受け、同協会は義援金を送るなど支援を続けており、今回は10月9日に行われる北上マラソンに合わせた「がんばろう岩手!かけはし応援ツアー」を企画。直接、被災地に赴いて交流を深め、元気を届けたい意向だ。
石垣から岩手までは、日本トランスオーシャン航空(JTA)がチャーター便を運航。10月8日に出発する3泊4日の日程で、マラソン大会(出場または応援)と懇親パーティーに参加する。同じ日程で観光ツアーもあり、世界遺産に登録された平泉(中尊寺金色堂、毛越寺など)や花巻市内(宮沢賢治記念館など)を回るコースもある。
ツアー料金は、マラソン大会参加コース=10万2,000円、観光付きコース=12万9,000円。JTA商事、沖縄ツーリスト、国際旅行社、中央ツーリスト、近畿日本ツーリスト沖縄で取り扱っている。申し込み締め切りは9月22日。