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石垣で沖縄県商業高校の研究発表大会-八重山商工が最優秀賞に

最優秀賞の八重山商工が九州大会派遣される

最優秀賞の八重山商工が九州大会派遣される

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 第15回沖縄県高等学校生徒商業研究発表大会が7月12日、石垣市民会館(石垣市浜崎町)大ホールで開催され、八重山商工の「美島商娘(ちゅらしましょうこ)チャネル ~ユーグレナでつなげる地産他消の架け橋~」が最優秀賞に選ばれた。主催は、沖縄県商業教育研究会。

八重山商工が九州大会派遣へ

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 大会には沖縄県内の商業高校8校が参加し、地域の商業活動、産業経済に関する調査・研究を12分以内で発表した。研究内容の着眼点、取り組み成果など60点、発表態度、資料など20点、発表方法の工夫、完成度など20点、計100点満点で5人の審査委員が審査した。

 最優秀賞となった八重山商工は、2010年に石垣市中央商店街振興組合、石垣市商工会、ユーグレナ協力の下、島の女子高生ブランド「美島商娘」を立ち上げ、新しい島の特産品をプロデュースするため、石垣島で生産され、マスメディアで話題になっているユーグレナ(ミドリムシ)を利用した。商品化のために紆余(うよ)曲折を経て「ゆんたくぅポンドレ」シリーズを開発し、「シークワーサーとしょう油」味、「シークワーサーとショウガ」味の2種類を商品化した。

 離島フェアなどイベントに出店し、客の立場で商品や人の配置、説明方法などで工夫を重ね、「キュウリにポンドレをかけただけより、キュウリの上にツナとコーンをのせてからポンドレをかけた試食は購入率が2倍になった」という。

 審査委員長の與那覇さゆりさんは「八重山商工は、地域産業や文化、伝統などに着眼し、コミュニティービジネスに結びつけた点が大変素晴らしかった」と講評。同校は九州大会へ派遣される予定。

 優秀賞は、那覇商業の「SNSを使用した口コミによる宣伝効果・集客効果の検証」、浦添商業の「Management of Cafe ~おもてなしの心による顧客満足度の向上を目指した取り組み~」の2校。

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