石垣に6月28日、天ぷら・刺し身店「天ぷら家」(TEL 070-5818-3438)が開店した。場所は新栄町、沖縄銀行の向かい。
夫婦で経営する同店は、沖縄で一般的な、天ぷら・刺し身業態。海人の宮良当建さんが漁で魚やイカを捕り、妻のかよさんが加工する。
当建さんは10年前海人になり「捕った魚は本土に送るなどしていたが、今後は地産地消に貢献できる。妻も以前からお店をやりたかった」と夫婦の夢がかない意気揚々。
店舗面積は10坪。1カ月かけてカウンター、ディスプレーなどを手作りした。テーブルを1卓席設け、腰を掛けて食べながら世間話をする来店客も。
「大通りに面しているため、天ぷら屋を知らない観光客が不思議な顔をして店をのぞく。沖縄で天ぷらはファストフード。気軽におやつ代わりに食べてほしい」とかよさん。「食べやすいように一口サイズに加工しているのが特徴」という。
当建さんは、午前2時に漁に出てお昼ごろ戻る。それをかよさんが刺し身にさばき、天ぷらを揚げる。刺し身は、カジキ、マグロ、シイラ、ツムブリ、ソデイカなど。天ぷらは、サワラなど白身の魚やイカが中心。100グラム100円からで、注文してから揚げ、熱々をしょうゆやソースを付けて食べる。まぐろ丼、おにぎり、チキン、空揚げ、もずくも用意。
「天ぷらは観光ドライブのお供や、身近な友達へのお土産にも最適。注文制でオードブルも用意する。これからは私たち若手海人が頑張って漁業の発展に貢献したい」と当建さん。
営業時間は11時30分~19時30分。