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石垣で震災被災地の福島から児童・生徒を受け入れ-三線体験教室も

3回の練習で工工四(くんくんし=三線の楽譜)を読める生徒も

3回の練習で工工四(くんくんし=三線の楽譜)を読める生徒も

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 東日本大震災被災地の福島から石垣島を訪れている児童・生徒28人が現在、「ティダヌファ(太陽の子)キャンプ」に参加している。

三線を学ぶ福島の児童・生徒

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 子ども保養プロジェクト・石垣島が主催する同キャンプは、被災地の子どもたちが八重山の自然や文化に触れ、島の人たちと交流することで、震災によるストレスを少しでも癒やしてもらおうと企画された。参加者は小学5年~中学1年の男子19人、女子9人の計28人。7月25日から8月6日まで、民宿4泊、ホームステイ2泊、沖縄県立石垣青少年の家(石垣市新川)に6泊滞在する。

 期間中は、石垣島内観光、川平湾グラスボート乗船、シュノーケル体験、カンカラ三線(クッキーの丸缶などを胴に用いたもの)作り、たこ作り・たこ揚げ、カンムリワシの生態学習、パイナップルのカット体験、パパイアチャンプルー作りなどを楽しんでいる。あいにく1日・2日は大型台風が八重山地方に接近したため、名蔵アンパル観察、テント宿泊など一部中止になったものもあった。

 同施設宿泊中は、希望児童・生徒に毎晩三線体験教室を開き、まっちーさんら4人が講師を務めている。2日は3回目の教室で男子児童・生徒9人が練習に励む姿も。滞在中に沖縄民謡「安里屋ユンタ」をマスターすると張り切っている。

 郡山市立大槻中1年の小野聖さんは「この曲の工工四(くんくんし=三線の楽譜)は大体読めるようになった。自分で弾けるようになったので楽しい」と練習に励む。福島には「自分で作ったカンカラ三線を持って帰る」という。

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