石垣の八建実業が木造住宅の受注を始め、オープニングイベントとして空手家の角田信朗さんを招きトークショーを双葉公民館(石垣市新栄町で開いた。
1989年創業の同社はコンクリート住宅を中心に施工してきたが、全国100社の工務店ネックワークをもつ「ロイヤルハウス」に加盟した。山城忠雄社長は「鉄筋一筋でやってきたが、木の勉強を重ねるうちに『木の強さ、温かみ』を知った。その魅力を石垣で伝え、皆さんの役に立ちたい」という。
ロイヤルハウス(本社=愛知県名古屋市)は「木造最強を目指す」をモットーに耐震性・耐久性・省エネ性に優れた構造と保証制度で全国に1万棟を施工してきた。オリジナル工法は「長期優良住宅認定制度」に適合し、「木という天然素材の強さと日本伝統の木造建築の美しさを生かしながら、より長く、より安心して暮らすことのできる進化した住宅」と森田勉社長。
山城社長は「石垣島で心配されるシロアリには新素材、施工技術、定期メンテナンスでクリア、沖縄本島ですでに施工した住宅は台風被害を受けていない。設備込み坪45万円前後で施工できるローコストがメリット」と話す。木材は福岡の指定工場から直送する。
両社は合同で、ロイヤルハウスキャラクターの角田信朗さんを石垣島に招き、トークショー、サイン会、撮影会を行った。角田さんは「幼少時から引っ越しが多く、小学4年からいじめにあった。父親から『悔しかったら強くなれ』という言葉を受け、バーベルを購入し、体を鍛えて強くなった。中学1年でブルース・リーの映画に出合い人生が変わった。映画を理解するために英語も勉強し、空手を始めた。文武両道で育ち、気がついたらK-1ファイターになっていた」と笑いを織り交ぜながら話した。