石垣に2月6日、「Live Cafe Yaiman（やいま）」（石垣市大川、TEL 0980-87-5391）がプレオープンした。歌手のミヤギマモルさん、女性起業家の翁長 克子さん、元ヤクルト選手の森長隆さんがLLP（有限責任事業組合）で経営する。

客席は50席。ステージにはグランドピアノ、ドラムなどを設置

　場所はユーグレナモール内の土産店「いしがきいちば」の2階。店舗面積は60坪。50席を用意し、4人のスタッフで対応する。ステージを設け、グランドピアノ、ドラムなどを設置、照明設備もあり、ライブイベントに対応するほか、イベントがない日は65インチの大画面でインターネットでの映像配信やプロモーションビデオなどを流しながら、お酒や料理を提供する。

　ミヤギマモルさんは石垣島出身のミュージシャン。NHKドラマ「ちゅらさん2」のテーマ曲「琉球ムーン」の作曲などが有名。神戸を拠点に活動していたが、高齢の母の近くにいようと今年に入り住民票を石垣市に戻した。

　ミヤギさんは「八重山は『音楽の島』とも言われるが、本格的なレコーディングスタジオがなく、沖縄本島までに行くにはお金も時間もかかる。レコーディングで『今』の自分を記録することは成長につながる。多くの人が気軽にレコーディングできる環境を作ろう」と考え、回りの人に話したところ、話は膨らみ「気軽に発表できる場も作ろう。市民会館は広すぎるしライブハウスは狭い。『やるならとことんやろう』と石垣で一番のライブハウスを作り、八重山群民の音楽発表の場や、本土のアーティストを呼べる場所にしたかった」と話す。レコーディングスタジオは近日完成予定。

　月に1度は一流アーティストを呼び、イベントを企画するほか、営業時間外も多目的に利用でき、ピアノや舞踊の発表、カラオケ設備を使ったカラオケ大会などにも利用できる。

　「高校生からアマチュアバンド、趣味で『音』に関する活動をする人など、多くの人に使ってほしい。音楽を通して地元に恩返しをしたい」とミヤギさん。

　営業時間は18時～翌1時。2月22日にグランドオープン予定。