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新石垣空港で大塚勝久さん写真展-八重山の自然と人が織り成す「原風景」捉える

写真家の大塚勝久さん。会場入口には島の人々の笑顔が並ぶタペストリーが設置

写真家の大塚勝久さん。会場入口には島の人々の笑顔が並ぶタペストリーが設置

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 3月7日に開港した南(ぱい)ぬ島石垣空港ターミナル(石垣市白保)2階特設会場で、写真家・大塚勝久さんの写真展「西表石垣国立公園の原風景」が開催されている。

水面に浮かぶ華麗なサガリバナなど美しい写真が多数展示

 西表石垣国立公園の指定40周年と新空港開港を記念して、環境省那覇自然環境事務所、石垣市、竹富町の共催で開催する同展。大塚さんが撮影した写真パネル50点とタペストリー写真21点を展示するほか、スチール写真150点をハイビジョンDVDの映像で表現している。

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 大塚さんは大阪市出身のフリー写真家。ライフワークとして35年間、八重山諸島の自然景観や伝統的町並み、島人の精神世界など「島の原風景」を撮り続けてきた。4年前からは、平久保川流域で発見された約4万4300本のサガリバナ群落の撮影を始める。「一夜の開花」と言われるサガリバナを撮るため、開花時期になると発見者の米盛三千弘・邦子夫妻の協力の下、付近のロッジに寝泊まりして撮影に取り組んでいる。同地区は昨年、環境省により国立公園の拡張計画が発表。八重山の恵まれた亜熱帯自然景観は、ユネスコ「世界自然遺産」の候補地にもなっている。

 会場には、星空の下美しく開花したサガリバナ、西表国立公園内の生命力みなぎる原生林、サンゴ礁の透き通った海の中、島人の明るい笑顔や祭りの様子など、水中撮影やパラグライダーによる空撮も交え、さまざまな角度から表現された作品が並ぶ。

 大塚さんは「八重山にはまだ手付かずの原風景がたくさん埋蔵されており、われわれはそれを次世代に伝えていく重要な責任を担っている」と同展開催の意図を話す。「これからは自然と人間の調和が大切になってくると思うが、八重山は官民一体となり良い形で環境問題を意識しているのでは。私もその応援隊として八重山の未来に期待している」とも。

 開催時間は9時~18時。入場無料。同所での展示は今月14日まで。その後、会場を変えて開催。15日~20日=竹富島ビジターセンターゆがふ館、21日~24日=西表野生生物保護センター、25日~29日=国際サンゴ礁研究・モニタリングセンター。以上、開催時間は9時~17時。