石垣の「サンテ治療院」（石垣市新川、TEL 0980-82-3431）が5月1日、名蔵から新川に移転した。

診察台は矯正ベッドも含めて4台を用意。ロッカー室で専門の施術服に着替えた後に治療を行う

　今年1月に開業したばかりの同院は、他界した祖父母の家に住みながら部屋の一室6坪を治療室として使っていたが、市街地から車で15分ほどかけて来院する患者からのリクエストに応えて移転したという。

　院長の金成（かなり）良幸さんと志麻子さん夫婦で営む。2人は石垣島育ちだが、2010年に東京で出会い翌年結婚。「ふるさとで治療院を開きたかった」という夢をかなえた。東京で良幸さんは、マッサージ、はり・きゅうなどの東洋医学のほかカイロプラクティックを学び、志麻子さんは内科クリニック併設の治療院ではり・きゅうの経験を積んできた。「2人の修業経緯が違う分、患者さんに対して幅広く治療をアプローチできる」と良さん。

　移転先の面積は15坪。「癒やしの空間」をコンセプトに、木材を使った受付や暖色系の照明を使って全面改装したという。診察台は矯正ベッドも含めて4台を用意。ロッカー室で専門の施術服に着替えた後に治療を行う。

　患者に合わせてカイロプラクティック（骨盤矯正）、マッサージ、はり・きゅう、電気治療を組み合わせて施術。初回にはカウンセリングも行う。

　施術は「お試しコース」（30分＝2,000円、高校生以下は半額）、「トータルケアコース」（60分＝3,800円）、「疲労回復コース」（90分＝5,000円）、「美容鍼コース」（40分＝3,000円）、「美容鍼＋トータルケアコース」（100分＝6,000円）など。掛かり付けの医師の同意書があれば健康保険治療にも応じる。

　「体と心の調和を図り、自然治癒力を高め、病気の予防や健康管理に利用してほしい」と金成さん。

　営業時間は10時～19時。日曜定休。予約優先。