動物愛護活動を進める石垣島しっぽの会主催の「小さな命の写真展」が、石垣市立図書館展示室(石垣市浜崎町)で開催されている。
同展は、年間約25万頭が殺処分される犬や猫がいることを広め、命の大切さを考えるきっかけにしてもらおうと、昨年に引き続き開催。今回は児童文学作家・今西乃子さんの著書「犬たちをおくる日」の中から27枚の写真とメッセージを抜粋し、写真展として構成した。
会場は殺処分される犬猫の現状などを紹介した写真パネルやメッセージが並び、インパクトの強い写真を通して命の尊さを強く訴える。これまで石垣市内で運よく飼い主が見つかった犬猫たちの写真も50枚ほど展示。同会が定期的に開催している犬猫譲渡会への参加も呼び掛ける。
同会の早川始さんは「犬猫をただかわいがるだけでなく、正しい飼い方を知ってもらう機会にしてほしい。犬猫を飼っている人やこれから飼おうとしている人、嫌いだと感じている人にもぜひ見てもらい、何か感じてもらえれば」と来場を呼び掛ける。
開館時間は10時~19時(土曜は17時、日曜は16時まで)。無料。6月2日まで。