小学4年～高校3年の男女58人の団員で構成する「ウィングキッズリーダーズ」が8月25日、市民会館（石垣市浜崎町）大ホールで「結ぬ島風（ゆいぬしまかじ）」の公演を行う。

「初めての主役だが精いっぱい演じたい」と夜の部で主役を演じる仲程信志郎さん

　ウィングキッズリーダーズは例年末、「オヤケアカハチ ～太陽の乱～」を公演し多くのファンの心をつかんでいる。結成から12年目。

　今回の公演は、オヤケアカハチで指導を行う比屋根秀斗さんが脚本を書き、新たにテーマソング2曲も用意した。ストーリーは、夏休みに東京から石垣に引っ越してきた「マサキ」がキジムナーの「カニム」と出会う。島の子どもたちとの冒険を通して、人が忘れてしまった、この島に生きる「大切な絆」を取り戻すというもの。夏公演は初めて。

　小中学生が主に舞台に立ち、高校生は裏方に回るのが同団の特長。公演3週間前となった8月4日には、高校生が各グループの小中学生のダンスや演技の指導を行っていた。ポスターやチケットのデザイン、リーフレットも高校生が手掛ける。

　ダンスリーダーの前盛よもぎさん（八重高3年）は「今回は小中学生がメーンの初舞台。不安もあるが、これまでにないウィングキッズリーダーズの姿を皆さんに見てほしい」と話す

　夜の部で主役を演じる仲程信志郎さん（石垣小5年）は「初めての主役だが精いっぱい演じたい。見どころは『あるものに会って助かった時にみんなの絆が深まる時』。夏休みのほとんどを稽古に費やした総結集を見に来てほしい」と呼び掛ける。

　開演は、昼の部＝13時、夜の部＝18時。チケットは990円で、タウンパル山田、メイクマン石垣店、Booksきょうはんで取り扱う。問い合わせは子供演劇やいま浪漫の会（TEL 080-6491-4504）まで。