石垣島の名産品のリデザイン、公募開始-世界から斬新な作品募る

リデザイン対象10業者がそれぞれ商品をPRした

リデザイン対象10業者がそれぞれ商品をPRした

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 石垣島の名産品のデザインを世界中のデザイナーと一緒に考えるプロジェクト「USIO Design Project(ウシオデザインプロジェクト)」のリデザイン対象アイテムが決定し、10月23日にデザイン公募が始まった。

従来の商品デザイン。今後どのように生まれ変わるのか注目される

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 デザインの力を通して外からの新しい視点で八重山諸島・石垣島の独特の文化や魅力を再発見しようという取り組みで、石垣市とロフトワーク(東京都渋谷区)の共同プロジェクト。石垣島の加工食品、工芸品、農水産物などの特産品を世界中のクリエーターにリデザインしてもらい、売り上げを増やすことで地域活性化への波及も期待する。「石垣島で海の潮目のように豊かな交点を生み出すこと」を目指すことから「潮(うしお)」の名を冠し、石垣・東京・台北の3拠点をつないでプロジェクトが進められている。

 今月始めには石垣島のメーカー・生産者から応募された46アイテムの中からリデザイン対象10アイテムが決定。23日、ゆんたく家(石垣市大川)で全業者が集まり記者発表を行った。

 決定したアイテムは次の通り。石垣の塩の「石垣の塩」、請福酒造の「琉球泡盛『月虹』」、沖縄県農業協同組合JAファーマーズマーケットやえやまゆらてぃく市場の「石垣島のパインアップル」、大泊食品の「あんまぁーのアンダーミシュ(油みそ)」、八重山漁業協同組合の「本当に真面目なツナフレークス」、八重山物産八徳屋の「玄米乳」、白保日曜市運営組合の「島ハーブティー」、ハワイアングロットの「ゆきさんの黒糖ジンジャーシロップ」、八重山南風堂の「紅芋パイ」、みね屋の「花織みんさ」。

 石垣市観光文化課の小笹俊太郎主査は「石垣島の魅力を伝える名産品が出そろった。物だけでなく人の交わりも大事な要素として、商品を通して石垣を知ってもらえるよう裏のストーリーを伝えながら、各地でワークショップも開いていきたい」と話し、多数の応募を呼び掛ける。

 募集締め切りは12月9日。プロアマ問わず誰でも参加できる。「見る人に新鮮みや驚きを与えるデザイン」「有機的でやや素朴さを感じさせる石垣らしいデザイン」「商品としてロングセラーになりうる売れるデザイン」に期待するという。デザインが採用された場合、応募者を石垣島への視察訪問(2泊3日)へ招待するほか、石垣島の名産品セットなどの賞品も用意する。

 採用デザインの名産品は2014年4月に発売予定。新しい地域ブランド産品として積極的に石垣市内外にPRする。

 デザイン公募は同プロジェクトホームページで受け付ける。

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