ロシアのサマーラ・オペラ・バレエ劇場のソリストを務めていた畠中香菜子さんが、石垣島滞在中、くれやバレエスタジオ(石垣市石垣)の子どもたちにバレエレッスンを行っている。
畠中香菜子さんは単身でロシアに渡り、バレエ団のソリストになった
畠中さんは鹿児島市出身。3歳からバレエを始め、小学2年生から3年生の間、石垣島に住み、同スタジオに在籍していた。16歳でロシアにあるベルミ舞踊学校に入学。卒業後はロシア国立サマーラ・オペラ・バレエ劇場に入団し、その翌年にはソリストに昇格した。9月からは別のバレエ団に入団予定で、現在は両親の住む石垣島に滞在している。
子どもたちに本物のバレエを見てほしいとの思いから、夏休み期間に使われてないバレエスタジオを利用して、初級クラス・中級クラスの子どもたちを中心にレッスンしているほか、集団レッスンや個人レッスンも行っている。
5歳の長女がバレエ教室に通っている市川紀子さんは「普段あまり身体を動かす機会がなく、皆さんと一緒に身体を動かせて楽しかった」と話した。バレエレッスンを受けた小野心春さん(真喜良小2年)は「普段のバレエ教室よりも、ずっと楽しかった。先生の動きをまねしたくて家でも一生懸命練習した」とがんばった成果を披露した。小学1年生と3年生の娘がレッスンを受けた石垣美香さんは「レッスンを受けて子どもたちは変わった。身体がとても柔らかくなり、足のポジションもきっちりできるようになって良くなった。バレエに対する子どもたちの意識もとても変わったと思う」と喜んでいた。
畠中さんは、8月末まで石垣島に滞在予定。