ユーグレナが竹富エビ養殖を子会社化 バイオマス事業の推進に布石

竹富島のエビ養殖場の様子

竹富島のエビ養殖場の様子

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 ユーグレナ(ミドリムシ)などの微細藻類の研究・開発と生産をするユーグレナ(東京都港区)は、車エビの養殖を行う「竹富エビ養殖」(沖縄県竹富町)の株式を取得し子会社化した。

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 東京大学農学部発のベンチャー企業として、バイオテクノロジー領域で幅広い研究を行って入る同社。車エビの養殖では、餌料や養殖プールの水質維持などに微細藻類が用いられているが、竹富エビ養殖を子会社化により、ユーグレナなどのバイオマスから油脂を抽出した後の副産物(脱脂タンパク質など)の飼料への活用に関する有用性試験が自社グループ内で可能となる。

 同社は、石垣市内に研究をメーンとした事業所があり、ここと連携する中で、細藻類の培養方法などノウハウの提供によるクルマエビ養殖の生産性の向上や収益基盤の拡大などシナジー効果が期待できる。

 同社では、「今回竹富エビ養殖をグループに迎えることをうれしく思っている。石垣島にてミドリムシの培養や、教育・スポーツ支援活動を行ってきたが、今回の子会社化により竹富島における一次産業の活性化と雇用増加に寄与できればと考えている」としている。

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