与那国町久部良漁港で7月1日~3日、「日本最西端与那国島国際カジキ釣り大会」が開催された。
与那国島と近海の美しさを発信し、PRするために町が主催し毎年開催されている同大会は、今年で27回目。メインイベントは黒潮が運ぶ大型回遊魚のトローリングで、地域外の人も参加。磯釣りや親子釣り部門のほか、海底遺跡巡りや闘牛、与那国馬の乗馬体験など陸地でのアトラクションも豊富に用意し、釣り愛好家だけでなく一般の観光客も楽しんでいた。
ちびっこのど自慢に参加した与那国小3年の北ノ薗季桜(きたのその りお)さんは、「緊張したけど、みんなの前で歌えて楽しかった」と満足した表情だった。
カジキ釣り大会の釣果は7本。最重量のカジキは200キログラムに迫り、会場は大いに盛り上がった。磯釣りの参加者は増加傾向だが、トローリングの参加者が横ばいのため、町では参加者を求めている。同大会スタッフの松田啓太さんは「海底遺跡体験が人気で待ち時間が発生するのが課題。参加者数を増やせるように広報をしっかりやっていきたい」と来年に向けた意気込みを話す。