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竹富島のホテルで新春に伝統凧揚げ 新年には八重山に伝わる祝い膳も

伝統凧揚げの様子

伝統凧揚げの様子

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 星のや竹富島(竹富町竹富)が現在、年末から新年にかけて滞在する宿泊者のためおもてなし準備に追われている。

八重山竹富島の伝統凧

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 年末年始に多くの宿泊者でにぎわいを見せる同ホテル。ゲストの受け入れを行うフロントの保園祐美さんは「滞在をより楽しんでもらえるように、スタッフが一丸となって竹富島ならではの伝統的なおもてなしも用意している」と話す。

 年末にかけて、「八重山伝統凧(たこ)の実演と簡単凧作り体験」(25日~)、石垣島のソウルフードからそばをアレンジした「年越しそば」(31日)、大みそかのカウントダウンで一緒に踊るための「カチャーシ・クイチャーレクチャー」(同)、三線の演奏と踊り子さんによる舞と、ゲストとスタッフ一緒にカチャーシとクイチャーを踊る「カウントダウンライブ」(同)が行われる。

 年が明けて1月1日には、朝食に洋食・和食の2種類の「祝い膳」を用意。沖縄や八重山地方に伝わる菓子で健康・長寿の縁起物とされる「ムーチー作り」も行う。

 メインのイベントとなる「八重山伝統凧の実演と簡単凧作り体験」を担当するのは同ホテルの竹熊若葉さん。「凧作りを通じて八重山の伝統に触れることができて感慨深い。伝える人がいたから今も多くの人に親しまれていることを知り、より多くの人に八重山の伝統体験をしてほしいと願っている」と話す。竹熊さんは、昨年より八重山凧愛好会の協力を得て、伝統凧「ハッカク・シャクシメー・ピギター」の凧作りを習得している。

 保園さんと竹熊さんは「この土地ならではの文化や風習を感じていただくことを目指して、さまざまな催しを準備し、滞在を有意義なものにしていただけるようにしたい」と言葉を合わせる。

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