ホテルエメラルドアイル石垣島2Fギャラリー(石垣市美崎町)で現在、石垣島在住の写真家・中西康治さんの写真展「照島(てるしま)」が開催されている。
照島とは、豊かですばらしい土地を表す古い言葉。会場には、神々しいガジュマルの巨樹、亜熱帯の森を流れ落ちる滝、海岸林やマングローブなど、中西さんが5年間にわたり撮影した「森と水の石垣島」の風景写真38枚が展示されている。
会場内のショップでは、3月に発売される写真集「照島」をはじめ中西さんの書籍やポストカードなどを販売。会期後半には、写真集とは異なるセレクトで構成されたフォトZINEも公開・限定販売する。
中西さんは「石垣島は、奇跡ともいえる豊かな自然が身近にある素晴らしい土地。森の撮影は少しおそろしさも感じるが、自分にとってありがたい時間だった。私が見てきた風景を未来に向けた資産として、たくさんの方と共有できたらうれしい」と話す。
同ホテルの支配人・星合靖司さんは「展示作品の多くは観光ガイドブックには載っていない場所で、島の原風景が紹介されている。隣接するカフェでゆっくり写真集をご覧いただくこともできる。青い海とは一味違った石垣島の魅力を見に来てもらえれば」と呼び掛ける。
開催時間は10時~19時。入場無料。2月15日まで。