石垣島で14回目となるロックの日ライブが6月9日、「Jazz Barすけあくろ」(石垣市大川)で開催された。
同級生で結成したバンド「Cline」で歌う主催者の金次郎さん
石垣島で「ロックの日」を根付かせた佐藤雅人さんが今年4月に急逝し、今年の「ロックの日」は佐藤さんの追悼ライブとなった。
参加バンドは出演順に、CROWD、Happyおバカ組、ZUNDOKO、STUPID DOG、なるとバンド、あお、BLACK RAIN、cline、Forty 41 One。ハードロックやUKロック、邦楽ロックと多彩なジャンルのロックバンドが集い、100人を超えるロックファンを魅了した。
CROWDのボーカルなつさんは「今のバンドでの参加は2回目で1年ぶりのステージだった。県外のカラオケ大会などに武者修行のために参加しているが、バンドで歌うのはやっぱりいい。バンドで生かされていると感じた。去年より熱くて楽しい一日だった」と話す。
長年、石垣島の音楽ライブに参加している40代女性は「ロックの日がこんなに続くとは思っていなかった。マサ兄がここまでつながっていくイベントにしてくれてすごいと思う。このジャズバーでロックの日というのも、お店にとってもいい影響あったと思う。これからも続いて新しい人たちも参加していくといいなと思う」と話す。
昨年から「ロックの日」を主宰している金次郎さんは「実は今年の準備も、何かとマサさんに手伝ってもらっていた。やるかやらないかと周りに言われても、追悼の意味でもやりたいと思った。先輩方にも若いバンドにも助けられた。これからも次にバトンを渡すまで、いつまでも石垣島で『ロックの日ライブ』をやっていけるようにやっていくだけ」と話す。金次郎さんの参加するバンドClineメンバーは「皆が忙しくて参加を見送ろうとしたが、金次郎のためにもマサさんの追悼のためにも頑張って参加して、本当に良かった。練習回数は少なかったけど本番の出来は良かった。バンドは良い!と思った」と話す。