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石垣島で吉岡敏朗監督の映画2作上映会 最新作「麻テラス」と前作の「つ・む・ぐ」

石垣市で上映される吉岡敏朗監督の最新作「麻テラス」と前作の「つ・む・ぐ」

石垣市で上映される吉岡敏朗監督の最新作「麻テラス」と前作の「つ・む・ぐ」

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 映画監督の吉岡敏朗さんが7月31日から2日間にわたり、石垣市内で自身の作品を上映する。31日は「つ・む・ぐ~織人は風の道をゆく~」を大浜信泉記念館(石垣市登野城)で、翌8月1日に「麻テラス~よりひめ岩戸開き物語~」をカフェ・タニファ(大川)でそれぞれ上映する。

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 「つ・む・ぐ」は、吉岡さんが2006年から7年間撮りためた映像から紡ぎ出したドキュメンタリー。タイに移り住み、仲間たちと共に「いのちが宿る服」(うさとの服)を作る服飾デザイナーさとううさぶろうさん、終末医療をあらゆる面からサポートしている医師の船戸崇史さん、自然農法の農業を営みながら歌手として活動を続けるYaeさんの3人が核となってストーリーが展開する。

 石垣上映用の映像は、船戸さんの患者たちと石垣島で毎年「子ども演劇 現代版組踊 オヤケアカハチ~太陽の乱~」を演じているウイングキッズリーダーズとの交流シーンなどが盛り込まれた特別バージョンになっている。

 「麻テラス」は、日本人の精神性にも大きな影響を与えてきた大麻の文化性と、衣・医・食・住・農・エネルギーなどさまざまな分野にわたる利用法に着目し、可能性を「てらす」役割を紹介するシリーズ化を目指している。第1弾となる「よりひめ岩戸開き物語」は、国産大麻の糸績み技術を次代に継承すべく活躍が始まった「よりひめ」を軸に、大麻をめぐる人たちの深い思いや、次の時代を見据えた活動を、古来の伝統文化としての「大麻」や大地に息づく大麻栽培の模様などを織り交ぜて紹介する。

 吉岡さんは「『つ・む・ぐ』は縁あって石垣島も舞台となっている。ご縁のある皆さんに見ていただけるのはありがたい。自然の流れや風を感じて欲しい。『麻テラス』は大麻を問題視することが多いが、日本古来から続く大麻の伝統文化や精神を知ってほしい」と話す。

 「つ・む・ぐ」の上映時間は19時~。入場料は、一般=1,200円、高校生=700円、中学生=500円。「麻テラス」の上映時間は14時~。入場料は1,000円と要ドリンクオーダー。

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