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天文学の観測・研究体験「美ら星研究体験隊」で廣田助教を表彰

左から「平成30年度ひらめき☆ときめきサイエンス推進賞」を受賞した廣田朋也助教と常田佐久国立天文台長(提供=国立天文台)

左から「平成30年度ひらめき☆ときめきサイエンス推進賞」を受賞した廣田朋也助教と常田佐久国立天文台長(提供=国立天文台)

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 日本学術振興会は、VERA石垣島観測局と石垣島国立天文台で高校生に天文学の観測・研究体験の機会を提供する「美ら星(ちゅらぼし)研究体験隊」を実施してきた国立天文台水沢VLBI観測所の廣田朋也助教に「平成30年度ひらめき☆ときめきサイエンス推進賞」を授与した。

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 日本学術振興会はこれまで、大学や研究機関で科学研究費助成金(科研費)によって行われる最先端の研究成果を小中高校生に紹介するプログラム「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI(研究成果の社会還元・普及事業)」を実施してきた。その中でも継続的な事業の実施に取り組む研究者を表彰する「ひらめき☆ときめきサイエンス推進賞」を設け、科研費事業の取り組みや成果を発信している。

 廣田助教は「ひらめき☆ときめきサイエンスの補助により、美ら星研究体験隊の企画を全国に広げることができ、多くの高校生に天文学研究の魅力を発信することができた。企画のサポートだけでなく賞まで頂けてありがたい」と話した。

 2005年から毎年夏に開催されている「美ら星研究体験隊」では、全国の高校生を対象にVERA石垣島観測局の20メートル電波望遠鏡や石垣島天文台の105センチメートル光学赤外線望遠鏡「むりかぶし」を用いた研究体験を実施。強い電波を発するメーザー天体や小惑星を新たに発見するなどの成果も上げている。

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