石垣で10月21日、日本初の国立自然史博物館を八重山に誘致するための取り組みとして、小中高校生による研究成果発表と有識者らによる講演を盛り込んだ「第4回八重山に国立自然史博物館をつくろう!」が開催される。
2016年に日本学術会議が「国立自然史博物館設置の必要性」を提言。東・東南アジアのハブとして自然環境の多様性に優れた沖縄が設置に適しているとして沖縄への施設誘致の機運が高まり、沖縄本島北部3村と八重山が手を挙げた。「八重山への国立自然史博物館の誘致に向けた推進委員会」は、豊かな自然環境や住民の理解と積極性を国内外にアピールすることを目的に同会を開く。
同会では小中高校生による八重山の自然環境をテーマに研究した成果をポスターや講演形式で発表。加えて、「クジラの目で見た琉球弧の地質とテクトニクス」(琉球大学理学部物質地球科学科・古川雅秀教授)、「ミドリムシから広がる研究の輪」(ユーグレナ生産技術開発課・井上志保里主任研究員)と題した講演も行う。
会場は石垣市健康福祉センター(登野城)。開催時間は13時~17時。