地域資源を活用した食品開発に取り組む「ウェルネスメディカル研究所」(沖縄県中頭郡)が5月13日、石垣島北部にキッチンスタジオ&食品加工所「ISHIGAKI LABO(イシガキ・ラボ)」(石垣市野底945-4)をオープンする。
2018年8月に琉球大学内で創業した同社は、大学や企業と連携して地域住民や特産物生産者、旅行者などがコラボレーションした地域活性化プロジェクトを展開する。
「ISHIGAKI LABO」は同社が実施する第1弾目の事業として石垣島北部の地域活性化拠点を目指す。地元生産者と協力して新商品開発を行い、同社が運営する通販サイトなどで試験的に市場での効果を検証してから商品化することで、効率性・持続性の高い商品の開発・提供の実現を目標に掲げる。
安達宏社長は「地元生産者たちと協力して石垣島の農産物の価値を高めながら、ラボを生産者たちの新たな可能性を試す場所にしたい。当社がもつ大学や企業とのパイプを有効活用して地域の生産者とつなげ、地元農産物の魅力発信に取り組みたい」と意気込む。
同日、開所式を行い、石垣島産の「命草(薬草・ハーブ)」やフルーツを使ったベーグル試食品を振る舞う。開催時間は16時~18時。
会場ではこのほか、東京の著名シェフを招きパン作り講座や子ども向けパン作りセミナーも開くという。