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「石垣島ゆがふ国際映画祭」 2020年開催に向け島内3カ所でプレイベント

左から音楽家のサミー・サモエラさん、上原輝樹同祭実行委員会委員長、黄インイクプログラムディレクター、バオバオ・チェンプロデューサー、ティム・コール監督

左から音楽家のサミー・サモエラさん、上原輝樹同祭実行委員会委員長、黄インイクプログラムディレクター、バオバオ・チェンプロデューサー、ティム・コール監督

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 2020年11月14日~23日に初開催を予定する「石垣島ゆがふ国際映画祭」に向けたプレイベントが11月22日~24日の3日間にわたり、フサキリゾート、アートホテル石垣島、いしがき島星ノ海プラネタリウムで行われた。主催は石垣島ゆがふ国際映画祭実行委員会(上原輝樹委員長)、後援は石垣市。

巨大野外スクリーン(フサキビーチ)

 石垣島から世界に映画を発信し、地域の文化・芸術に触れる機会の創出を目指す同祭は、石垣島から広い海の視点で世界を見る「Cinema at Sea」をテーマに掲げる。台風接近に伴い、プレイベント初日のフサキリゾートビーチで予定していたオープニングレセプションでの音楽ドキュメンタリー映画「島々の歌~スモールアイランドビッグソング~」の野外上映を急きょ屋内レストラン「ISHIGAKI BOLD KITCHEN」に変更しての幕開けとなった。

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 関係者ら約100人が参加したレセプションでは、同作に出演するメリナ族サミー・サモエラさんの演奏や、地元学生らによる伝統芸能とのセッションが披露された後、監督のティム・コールさんとプロデューサーのバオバオ・チェンさんが登壇。「同作では音楽を通して言語や文化が異なる16の島々を紡ぐ。太平洋やインド洋などにある多くの島々が海でつながっていて、石垣島もとても身近に感じている。今日この場で皆さんに会えたことをうれしく思う」とあいさつした。

 プレイベント2日目はコール監督と黄プログラムディレクターによるトークイベント「南島民族の音楽を自然と繋ぐ」や、アニメーション「Digicon6 Asia 受賞作品セレクション」、SF映画「メッセージ」の上映、3日目は自然史ドキュメンタリー映画「あたらしい野生の地ーリワイルディング」の上映を、アートホテル石垣島やいしがき島星ノ海プラネタリウムを会場に展開した。

 2020年の本祭では、新鋭監督部門・沖縄部門・太平洋部門・VR部門において同実行委員会のキュレーションチームが選定した70作品以上(うち短編映画約20作品)の上映や、世界中から公募で集まったドキュメンタリー映画のコンペティション、そのほか一般向けに巨大スクリーンでの野外上映などを行う。

 台湾出身の映画監督でプログラムディレクターを務める黄インイクさんは「石垣島は日本の端だと思っている人も多いが、この島から海を通して広がる世界観を多くの人に発信していく」と石垣島開設の意義を語った。「ジャパンプレミアを必須条件に海外セレクションに出向くなどして上映作品を選定していく。海外ゲストを招いて石垣島から国際的な場を提供したい。同祭はドキュメンタリー作品に特化したコンペティションも行うが、自然や文化にフォーカスした作品や、アーティスティックな撮影手法にこだわった作品、強いメッセージ性を持った良質な映画も広めていきたい」と意気込む。

 会場はフサキリゾート、ゆいロードシアター、石垣市民会館、アートホテル石垣島など。料金は1プログラム1,000円を予定し、フリーパスチケットや学生割引も検討するという。初年度は来場者数5000人を目標に掲げる。

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