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ハッピーおにぎりプロジェクト 100円寄付で地域の子どもたちにおにぎりを

熊本や岐阜の自然農法白米、9種類以上の塩がブレンドされた漢宝塩、太白ごま油で作った塩おにぎり

熊本や岐阜の自然農法白米、9種類以上の塩がブレンドされた漢宝塩、太白ごま油で作った塩おにぎり

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 石垣でバインミーサンドイッチの移動販売を行う「BARAQUE(バラック)」が現在、3月末までの期間限定で子どもたちに無料で塩おにぎりを提供する「ハッピーおにぎりプロジェクト」を行っている。

ランチタイムに提供するバインミー

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 冬季休業中のカレー店「アナンダキッチン」(石垣市大川168)の店舗を借りて展開する同プロジェクト。大人の来店客が100円を寄付するごとに「おにぎりチケット」を発行し店内のホワイトボードに張り出す。来店した子どもたちは自由にそのチケットを使うことができる。利用対象は高校生まで。

 BARAQUE店主で神奈川県出身の田中すみれさんは「他県の定食屋が同じシステムでカレーを提供する子ども食堂を運営しているのをフェイスブックで見かけ、自分も絶対にやりたいと思った。安価でなんでも買える世の中だからこそ、素材にこだわったシンプルでおいしいおにぎりを子どもたちに食べてほしい」と話す。おにぎりには熊本や岐阜の自然農法白米と9種類以上の塩がブレンドされた漢宝塩、太白ごま油を使う。でき立てを味わってもらおうと注文を受けてから作る。

 チケットを寄付した瓜生文(うりゅうあや)さんは「このおにぎりプロジェクトをFacebookで知った。なかなか地域の子どもとの接点がないが、これを介して働き掛けられるのでありがたい。子どもたちには遠慮なく食べてほしい」と話す。「最近では2歳くらいの子がお母さんと来てチケットを使ってくれた。移動販売に戻っても何かしらの形で続けていきたい」とすみれさん。「下校から夕飯までのお腹がすく時間にも、忙しいお母さんに代わっておにぎりを握りたい。子ども達のお腹が空いたら、お菓子を食べる前に是非お店に来て欲しい」と呼びかける。

 おにぎりチケット寄付は、会計支払い時のほか、寄付のみも受け付ける。ランチタイムは、同店お薦めメニューの「フライドエッグバインミー」(750円)と「日替わりバインミー」(800円)を用意する。島割50円引き。できるだけ地元で取れたオーガニック食材で作っているという。このほか、同店舗での営業期間はカフェタイムを設け、島豆腐と米粉を使った「しまどうふドーナツ」(1個90円)も提供する。

 木曜・金曜・土曜営業。不定休。営業時間は、ランチ=11時30分~16時(バインミーラストオーダー14時)、カフェ=14時~16時、おにぎり提供=14時~16時30分。

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