石垣市真栄里公園の芝生広場で12月12日~13日、「第11回石垣島やきもの祭り」が開催された。主催は、やきもの祭り実行委員会。2日間で約2800人が来場者し、過去最高の人出となった。会場入り口や出店テントではイベント開始時間から行列ができるなど盛況を呈した。
八重山の窯元が一同に会し催されるやきものの展示即売会。今回は石垣島から12工房が出店した。
例年、石垣市民会館のホールを利用して実施するが、今年は新型コロナウイルス拡大の影響もあり、感染予防対策のため初の野外開催となった。会場では芝生広場を取り巻くように各工房のテントを設置。それぞれのテントの間隔を広くとるなどして密集の回避と、来場者がゆっくりと買い物を楽しめるよう配慮した。会場入り口では、来場者の連絡先の記入や検温などを実施し、感染対策を徹底した。
悪天候による開催日の順延にも見舞われた今回のやきもの祭り。開催初日当日は天候も回復し、午後には汗ばむほどの陽気となった。訪れた人々は、各工房のバラエティ豊かな作品を丹念に眺め、思い思いの品を手にしていた。
実行委員長を務めた「かえる屋」の竹田智生さんは「予想以上の人出でびっくりした。野外は天気の心配や離島からの出店参加が難しいなど悪い点もあるが、いろいろな可能性を感じることができた」と今後の開催に向けての意気込みを見せた。
会場で体験シーサー作りに挑戦した宮良虹音さん(小学5年生)は「陽気なシーサーのイメージで作った。焼き上がったら玄関に飾る」と満足そうに話した。