石垣島の文化や自然をモチーフにデザインやファッション雑貨を提供するイチグスクモード(石垣市新川)の展示・販売会「ISLAND MODE ’21 イチグスクモードのシルクスクリーン版画と洋服展」が現在、ホテルエメラルドアイル石垣島(石垣市美崎町)で開催されている。
3回目となる同展示会では、新作の「カーブヤー(ヤエヤマオオコウモリ)柄」と「てぃだあみ(太陽雨)柄」(大柄)のアートパネルとシャツ、シルクスクリーン版画に同技法のメッシュを重ねた3層構造の立体的な「バサナイ(島バナナ)柄」のアートパネル、シャツの胸ポケットが取り外し可能のマスクとしても使える「マスポTシャツ」などユニークな作品が並ぶ。
10周年記念で10種類のミニサイズファブリックパネルも製作。今回は赤瓦柄やグルクン柄など八重山をモチーフに制作したシルクスクリーン版画の作品を11点、シャツを10点展示している。
社長でクリエイターの池城安武さんは「この展示会で毎回新しい作品を発表できている。従来のシルクスクリーン版画にメッシュを重ねる技法で作ったバサナイ柄のアートパネルは、新たな試み。角度によって異なる表情を楽しんでほしい」と紹介。縫製担当の小浜まどかさんは「カーブヤー柄はシックな色合いで冠婚葬祭にも使える。イチグスクモードの作品は、新生活を迎える4月に向けてのプレゼントとしても人気」と話す。
新作の「マスポTシャツ」は、沖縄県を中心に県内外で活躍するアーティストのpokke104(池城由紀乃)さんがデザインを手掛けたコラボ作品となっている。
会場は同ホテルのイベントスペース。開催期間は3月6日~21日。時間は9時~19時。入場無料。