「石垣島をライトダウンして、家族みんなで楽しもう満天の天の川」をキャッチフレーズに、「南の島の星まつり2010」が8月14日から石垣市で開催される。
ジェット気流の影響が少ない八重山の空は全88星座のうち84星座を見ることができ、300年ほど前から星座観測を行い農耕を営んでいたことを示す「星図」や古謡、言い伝えなどに星の伝説が数多く存在する。同イベントは、こうした環境や文化的背景を生かし、星空資源の魅力を市民や観光客と楽しむものとして、毎年旧暦7月7日ごろに開催している。
メーンとなるライトダウン星空観望会&夕涼みライブは14日、石垣港新港地区サザンゲート広場で開催する。ライブステージには成底ゆう子さんや「加治工勇とクバヌファーズ」、前花雄介さんと八重山出身のミュージシャンが登場。会場では天体望遠鏡を使って実際に金星や土星を見たり、NPO法人「八重山星の会」による星空解説を楽しんだりすることができる。
21日には星空ステージショーも開催。ANAインターコンチネンタル石垣リゾートを会場に、石垣島出身の新良幸人さんと宮古島出身の下地勇さんのユニット「SAKISHIMA meeting」をゲストに招き、琉球國まつり太鼓、ジャズ研倶楽部が出演する。入場できるのは先着300人で、当日13時~15時、石垣市役所ピロティで整理券を配布する。
このほか期間中、星まつり講演会、VERA石垣島観測局と石垣島天文台の施設公開、天体観望会も実施する。スケジュールはホームページで確認できる。
同実行委員会では14日の星空観望会に合わせ、部屋の明かりなどを消す全島ライトダウンへの協力を呼びかけている。時間は20時30分~21時30分。
「南の島の星まつり」開催は今月21日まで。