石垣島天文台などで「南の島の星まつり」-望遠鏡で星空観察も

天体望遠鏡での星空観望では高校生のボランティアが参加。月面などを子どもたちに見せていた

天体望遠鏡での星空観望では高校生のボランティアが参加。月面などを子どもたちに見せていた

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 「みんなで見よう 満天の天の川」をテーマにしたイベント「南の島の星まつり2008」が8月6日~10日、石垣島天文台などを中心に開催された。

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 同イベントは、石垣島地域ならではの星空の魅力を観光資源と位置づけ、市民や観光客が共に星空を楽しもうと行われているもの。2002年の国立天文台のVERA石垣島局が完成したのをきっかけに開催されている。これまでイベントは2日間で行われていたが、今年は「星まつりウィーク」として6日~10日の5日間の開催となった。

 9日は、メーンプログラムである「ライトダウンショー&星空観望会」が石垣港新港地区サザンゲート広場で行われた。ステージショーでは石垣市天の川大使のSkoop On Somebody(スクープオンサムバディ)や石垣島出身の歌手・夏川りみさん、noraさん、ジュスカグランペール、石川清貴さんが出演、それぞれ歌を披露。会場に集まった大勢の観客は手拍子をするなどして盛り上がりをみせた。

 大浜長照石垣市長は「たくさんの方に来ていただき、うれしく思う。石垣島は世界一星空がきれいなので、皆さんも楽しんでほしい」とあいさつ。

 ショーの出演者と観客でカウントダウンが行われ、20時30分にライトダウン。残念ながら天の川をはっきりと見ることはできなかったが、夜空には月とともにいくつかの星を見ることができた。その後、NPO八重山星の会による星の解説も。

 会場では天体望遠鏡での星空観望も行われ、月面や木星を見ることができた。子どもも大人も望遠鏡を覗きながら、はっきりしたその姿に歓声を上げていた。

 期間中、石垣島天文台で天体観測が行われたほか、同天文台とVERA石垣島局の施設公開、星空フォトコンテスト、星まつり記念講演会なども行われた。

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