石垣市新栄公園で7月9日、「オリオンビアフェスト2011in石垣」が開催された。
オリオンビールが地域社会への還元と交流を目的に毎年開く同イベントは今年で29回目。芝生会場には浴衣を着た若者や家族連れ、観光客などであふれ、来場者は生ビールで喉を潤し、ミュージシャンの生演奏や余興を聴きながら夏の夜を楽しんだ。
ゲート付近では成人識別リストバンドコーナーを設け、未成年の飲酒防止に徹底。今年は東北復興支援としてリストバンド(100円)発行所を置け、義援金を募った。
ステージは石垣ケーブルテレビ特番「余興で乾杯!!」の一般参加型余興コンテストで幕を開け、ダンスやカラオケなど、応募者たちはそれぞれ独自のパフォーマンスを披露。ゲストパフォーマンスには地元出身アーティストの前花雄介さんが登場し、「人魚の涙」などをしっとりと歌い上げた。
続いて琉球國祭り太鼓八重山支部による演舞があり、勇壮な踊りを披露し観客を沸かせた。ライブステージでは2011年オリオンいちばん桜CM出演アーティストの仲田かおりさんが、透明感のある歌声を披露。オリオンビールお中元CMソングに起用され、石垣では初演奏というイクマあきらさんが歌い出すと踊り出す観客も。オリオンサザンスターのCMソングに起用された県出身の女性アーティストManamiさんも伸びやかな歌声で観客を魅了した。
日が沈むころ、オリオンビール新垣昌光専務や八重山ビジターズビューロー会長の中山義隆石垣市長、各後援企業・団体関係者が壇上へ。中山市長の「今年もやって参りました。オリオンビールさんいつもお世話になっています。そして、消費している市民の皆さんも有り難うございます」と声高に乾杯の音頭を取り、来場者はおのおのグループや舞台に向かって乾杯。中には一気に飲み干す姿も見られた。
続くスペシャルライブではディアマンテスが登場。途中「前に来ずにその場で立って楽しんでね」と注意のMCが入るほどの盛り上がりを見せ、「勝利の歌」が始まると観客の大部分が立ち上がり、ラテンのリズムに乗って子どもから大人まで思い思いに踊り出した。アンコールの「VIVA!夏の色」が終わると大きな拍手が送られ、場内は熱気に包まれた。
祭りの終盤には全員でカウントダウンのあと打ち上げ花火が行われ、華やかなフィナーレを飾った。