石垣港離島ターミナル内のとぅもーるネットセンター石垣で8月、3Dシアター「3Dワールド in 宮古・石垣」が上映され、立体映像を目の当たりにした子どもたちから大きな歓声が上がった。
同シアターは子どもたちに立体映像を体感してもらおうと、琉球新報社が県内各地で開いている。例年沖縄本島で公開していたが、今年からは先島諸島でも上映することになり、宮古島市で8月4日~8日と11 日~14日、石垣市で8月20日~28日の日程で、それぞれ行われた。
映像は夢のマシンで海底から宇宙、昆虫の世界、さらに時代をさかのぼって恐竜時代へと旅する「宇宙・昆虫・恐竜バーチャルシアター」と、クジラの出産やダイナミックな水しぶきを再現する雄大な「クジラワールド」から成り、訪れた観客は臨場感のある世界を体感した。
場内では3Dメガネをかけた子どもたちが体を揺らすなどして飛び出す映像に驚く姿が見られた。昆虫の世界でカブトムシの大群が向かってくるシーンでは、手を伸ばしてつかもうとする子どもや顔を反らす女性の姿も。火山噴火の岩石が飛んでくる映像では驚きの声が上がり、思わず叫んで3Dメガネを外してしまう女児の姿も見られた。
観覧当日が誕生日で母親に連れて来てもらったという金城翔悟君は「楽しかった。恐竜が一番よかった」と興奮した様子。兄の学校で配られたチラシを見て家族で訪れたという野村萌乃香ちゃんは、「面白かった。恐竜とかクジラとかいろいろ見られたし魚がかわいかった。また来たい」と満足そうに話していた。