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石垣で初のbjリーグ公式戦、キングスが2連勝-満員の観客に沸く

bjリーグ琉球ゴールデンキングスが八重山で初の公式戦、

bjリーグ琉球ゴールデンキングスが八重山で初の公式戦、

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 プロバスケットボールbjリーグ公式戦が1月28日・29日、八重山地区で初めて開催された。連日満員の観客で、試合は地元沖縄の琉球ゴールデンキングスが2連勝を飾った。

 プロの公式戦が八重山で行われるのは史上初。bjリーグの試合が離島で行われるのも初めてで、今季参入チームである信州ブレイブウォリアーズとは初カードとまさに初めて尽くし。石垣市総合体育館には入場を待ちわびる人々が開場前から長い列を作り、沖縄本島からツアーで訪れたブースター(ファン)や信州の応援に駆け付けた人たちも多かった。

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 「沖縄全県がホームタウン」のキングス。離島開催にはエンターテインメント性の高い「魅せる」演出が特徴の会場設営など多くの課題があったが、スポンサー企業や誘致してきた八重山バスケットボール協会のバックアップにより実現。トレーラー5台、コンテナ2本、5トントラック2台分の荷物を船で石垣島に輸送し、スコアボードやバスケットリング、音響設備、照明機材など沖縄本島と変わらない会場に仕上げた。体育館内も石垣市の協力により、普段はできないビールなど飲食物の販売も可能に。「いつもの体育館じゃないみたい。いるだけで楽しい」と観客は試合前から興奮していた。

 ウオーミングアップの時も選手の動きにくぎ付け。ボールをたたき付けるようにシュートするダンクや空中でボールを取ってそのままシュートするアリウープをする度に「わぁー」という声が上がった。試合中、コートに落ちた汗を拭く「モッパー」を務めた八重山商工高校と八重山高校の男子バスケ部員も、緊張しながらコートサイドで目を輝かせて見ていた。

 試合初日は接戦のゲームとなり同点の場面もあったが、「GO GO KINGS!」の大声援を受けたキングスが粘る信州を振り切って75-72で勝利。離島からも多くの子どもたちが訪れた2日目は、前半こそ拮抗(きっこう)したゲーム展開だったが、後半はキングスのスピードが勝り、全員得点で75-56と圧勝。初の八重山開催を2連勝で終えた。

 市内から家族と友人ら10人で訪れていた女性は「息子がバスケットをしているので見に来た。こんな会場を八重山で見られたこともうれしい。家族で楽しめるし、こういう場があって本当に良かった」と喜んでいた。新川小学校のバスケットボールチームに所属する安慶名美舞さん(5年)は「すごかった。(キングスの)並里選手がかっこよかった」、藤森藍さん(同)は「楽しかった。ダンクがすごかった」と笑顔を見せた。

 試合を終えて桶谷大ヘッドコーチは「八重山のファンはすごかった。待ちに待っていた人もいると思うので、期待に応えられてホッとしている。子どもたちにキングスを目指してもらえるよう頑張っていきたい」、与那嶺翼選手は「素晴らしい環境で試合をさせてもらって感謝している。始まる前から大声援でこちらが緊張するくらいだった。プロの試合やプレーを見てもらえて良かった」とそれぞれ感想を話した。

 観客は2日間で約5400人。感激を抑えながら「最高」と一言話し、コートをじっと見つめていた同協会の安里整会長。「来年も見たい」という声が、早くも会場から聞かれた。

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