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新石垣空港完成祝い盛大に祝賀会-37年の苦難の歴史乗り越え

会場には関係者や来賓客1000人余が詰め掛け、新空港完成を盛大に祝った

会場には関係者や来賓客1000人余が詰め掛け、新空港完成を盛大に祝った

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 新石垣空港開港式典が行われた3月2日夜、ANAインターコンチネンタル石垣リゾート(石垣市真栄里)で開港祝賀会が行われた。

「おかえり南ぬ島」のダンスが披露されると、一緒に踊る来場者の姿も見られた

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 会場には山本一太内閣府特命担当大臣や梶山弘志国土交通副大臣、仲井眞弘多沖縄県知事や西銘恒三郎衆議院議員のほか、石垣市の親善都市・愛知県岡崎市、友好都市の北海道稚内市や姉妹都市・台湾宜蘭県蘇澳鎮の関係者、行政や民間からも1000人余りが来場し、新空港の完成を祝った。

 祝賀会では中山義隆石垣市長が「当時はそれぞれの思いで闘ったが、これからは地元の人が手を結び、国際空港ターミナルビルを兼ね備えた新石垣空港をしっかりと頑張って生かしていく」と建設地をめぐり地元が混乱した歴史を振り返り、未来への期待と開港への喜びを込めてあいさつした。山本大臣は「新空港は多くの方々の努力の結晶」と地元の市民や関係者への労をねぎらい、「ミンサー織に着替えて来たが、沖縄は思ったより寒いということが分かった」と半袖のかりゆしウエア姿を披露し、会場を沸かせた。仲井眞知事は「新空港の開港は観光産業や農水産業などさらなる発展を促進し、地域の活性化につながると確信している。さあ一緒に楽しんでまいりましょう」と今後も離島振興へ尽力する考えを示した。

 西銘議員は、開港を待たず亡くなった父で元県知事の西銘順治さん、元石垣市長の内原英郎さん、元衆議院議員の山中貞則さんの3人を挙げ、「新空港開港に向け努力した故人も喜んでいると思う。その思いを胸に若い世代が石垣を引っ張っていくと確信している」と万感の思いを語った。

 舞台では八重山民俗舞踊保存会による踊りで座開きを行った後、オヤケアカハチ・ウイングキッズ・リーダーズによる新空港PRソング「おかえり南の島」の振り付けダンス、石垣市民吹奏楽団による演奏などが披露され、会を華やかに彩った。

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