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石垣島鍾乳洞で音楽×アートの共演-洞窟内が色鮮やかな島の色に染まる

神秘的な空間が音楽×アートの舞台に

神秘的な空間が音楽×アートの舞台に

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 石垣島鍾乳洞(石垣市石垣)で8月30日、演奏とペイントをコラボしたアートライブが行われ、洞窟内会場には立ち見が出るほどの多くの観客が訪れた。

完成した絵の前で

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 夏季限定で毎週末「夕涼みライブ」を行ってきた石垣島鍾乳洞。最終日となるこの日、地元出身シンガー・ソングライターの前花雄介さんと、同じく島を拠点に活動するデザイナーの池城安武さんが共演。前花さんの演奏に合わせて池城さんがライブペイントを行い、幻想的な鍾乳洞内をアートな空間に彩った。

 ライブでは、前津由喜美さんの三線、松野智憲さんのパーカッションの演奏と共に八重山の文化や自然を楽曲にした「サガリバナ」「ヨーンの道」「やぎと先生」など7曲を披露。池城さんはそれぞれの楽曲からインスピレーションを得たイメージをアクリル絵の具で縦180センチ・横270センチの特大パネルに即興で描いていき、ヤギと赤瓦をモチーフにした色鮮やかな作品「やぎガーラ」を完成させた。

 2人は石垣市企画部が公募したクリエーター集団「石垣島Creatvive Flag(クリエイティブ・フラッグ)」のメンバー。前花さんは先月、同クリエーター仲間で写真家の中西康治さん、映像ディレクターの十河学さんとも音楽と映像の共演を果たし、鍾乳洞壁に投影する美しい島の映像演出で好評を博した。

 会場に訪れていた地元の女性4人組は「八重山を題材にしていてとても面白かった」「歌を聞きながら絵も見られるのが良かった」とそれぞれ満足した様子で話していた。

 同施設の担当者・山口雅之さんは「ライブペイントは初めての試み。夕涼みライブは計9回行ってきたがそれぞれ個性があり、この空間をうまく利用できて良かった」と手応えを語った。「今後も単なる音楽ライブではなく、鍾乳洞だからできることを企画していきたい」とも。

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