国際農林水産業研究センター熱帯・島嶼研究拠点(熱研、石垣市真栄里、TEL 0980‐82‐2306)は6月29日、拠点施設を一般公開する。
熱研は、熱帯・亜熱帯の開発途上地域の農業の持続的発展や作物の安定生産に寄与する技術の開発を行っている。一般公開は市民に研究内容を理解してもらおうと、2006年から開催している。
当日は、「熱研の国際貢献~世界の食料と環境問題~」をテーマに、パネルや資料による研究所の役割・研究活動の紹介や熱研の職員によるミニ講演会、熱帯果樹のハウス見学、ひまわり・コスモスの花摘など多彩な内容となっている。今回からクイズ付きスタンプラリーも行い、全スタンプ完成者には記念品を贈る。
そのほか、「ソフトタッチ」という品種のパインや手作り黒糖の試食、チェリモヤやピタンガなどの熱帯果樹苗の配布(整理券を配布)、熱研で育成したインゲンマメの品種「ナリブシ」、「ハイブシ」の若サヤ配布なども行う。
熱研の広報担当者は「今年は世界のマンゴーの品種展示もあり、小学生向けに理科教室や環境教室などもある。当日アンケートにご回答いただいた方には職員の撮影による熱研カレンダーも用意しており、皆さんに楽しんでいただけるイベントを盛りだくさんに準備している。一昨年、昨年と多くの方に来てもらい、私たちも楽しみにしている。より多くの方に来てほしい」と呼びかける。
一般公開は10時~16時。参加無料。
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国際農林水産業研究センター熱帯・島嶼研究拠点